2026年版・4-6

第2〜4石油ひっかけの一問一答

危険物乙4「危険物の性質・火災予防・消火」から、第2〜4石油ひっかけに関する4択問題を10問。「答えと解説を見る」を開くと、正解とその理由がその場で読めます。会員登録は不要です。

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問題

上から順に解いてみてください。答えは各問の下で確認できます。

問14-6

クロロベンゼン(第2石油類)の性質に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  • 水によく溶ける水溶性液体であるとされており、指定数量は2000Lである
  • 液体の比重が1よりも大きく、水にほとんど全く溶けないため水中に深く沈む
  • 引火点は-11℃と非常に低くされており、常温でも容易に引火してしまう
  • 無色透明の液体でほとんど臭いがないため、取り扱っていることに気づきにくい
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正解 液体の比重が1よりも大きく、水にほとんど全く溶けないため水中に深く沈む
解説
第4類は「水より軽く浮く」ものが大半ですが、クロロベンゼン(第2石油類)はその数少ない例外です。比重は約1.1で水に沈みます。非水溶性のため指定数量は1000L。引火点は約28℃であり、常温(20℃)では引火しません。アーモンドのような特有の臭いがあります。

他の選択肢が不適切な理由
水によく溶けて指定数量が2000リットルとする記述は、クロロベンゼンが水に溶けない非水溶性であり、第2石油類の非水溶性として1000リットルとされる点と合いません。引火点をマイナス11℃とする記述は、その値がベンゼンのもので、クロロベンゼンは常温より高いおよそ28℃です。臭いがないとする記述も、アーモンドを思わせる特有の臭いをもつという実際の性質と異なります。
問24-6

氷酢酸(ひょうさくさん)に関する記述として、誤っているものはどれか。

  • 純度の高い酢酸そのもののことを指しており、第2石油類の水溶性液体に分類される
  • 融点が約17℃と比較的高めであるため、冬場などは容易に凍結して固体になりやすい
  • 引火点は約39℃とされ、常温(20℃)環境下ではマッチを近づけても引火しないとされる
  • 水には全く溶けないとされているため、火災の際には通常の油用泡消火剤が非常に有効である
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正解 水には全く溶けないとされているため、火災の際には通常の油用泡消火剤が非常に有効である
解説
食酢の成分である酢酸の純度が高いものを「氷酢酸」と呼びます。水に完全に溶ける水溶性液体であり、強い酸性で腐食性があります。17℃以下で凍って氷のようになるためこの名がついています。引火性はあるので、湯煎して溶かす際は直火厳禁です。

他の選択肢が不適切な理由
純度の高い酢酸であり第2石油類の水溶性に分類されるという記述は、氷酢酸の位置づけそのもので正しい内容です。融点が約17℃で冬場に凍りやすいという記述も、氷という名の由来となった性質どおりです。引火点が約39℃で常温では引火しないという記述も、常温が引火点より低いことを述べており、いずれも誤りではありません。
問34-6

クレオソート油(第3石油類)の特徴として、最も適切なものはどれか。

  • 水によく溶けるため、消火の際は大量の注水で希釈することができる
  • 比重が1より大きく、水に溶けないため、水に投入すると底に沈む
  • 引火点が21℃未満であり、冬季でも容易に引火する危険がある
  • 動植物から抽出される天然油であり、自然発火の危険性が極めて高い
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正解 比重が1より大きく、水に溶けないため、水に投入すると底に沈む
解説
クレオソート油は石炭から作られる黒褐色の重い油で、木材の防腐剤などに使われます。第3石油類(引火点70℃以上)なので常温では引火しません。非水溶性で、比重が1より大きいです。クロロベンゼン(2類)、クレオソート油(3類)、アニリン(3類)の「水に沈むトリオ」は試験のひっかけ定番です。

他の選択肢が不適切な理由
水によく溶けて希釈できるとする記述は、クレオソート油が水に溶けない油であるため成り立ちません。引火点が21℃未満とする記述も、第3石油類は引火点70℃以上のものを指すため、常温で容易に引火するという説明とは食い違います。動植物から取り出した天然油とする記述は、実際には石炭を乾留して得られる油であり、由来そのものが異なります。
問44-6

グリセリン(第3石油類)とエチレングリコール(第3石油類)に共通する性質の組み合わせとして、正しいものはどれか。
A. どちらも水に任意の割合で溶ける(水溶性液体である)。
B. どちらも無色透明で粘り気(粘性)があり、甘みを持っている。
C. どちらも揮発性が極めて高く、常温で容易に蒸発して爆発性ガスとなる。

  • AとBのみ正しい
  • AとCのみ正しい
  • BとCのみ正しい
  • A、B、Cすべて正しい
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正解 AとBのみ正しい
解説
グリセリン(化粧品等の保湿剤)とエチレングリコール(車の不凍液)の比較です。
・Aは正しい:両方とも「水溶性(第3類水溶性の指定数量4000L)」です。
・Bは正しい:両方ともドロっとしており、甘みがあります(ただしエチレングリコールは有毒なので飲めません)。
・Cは誤り:第3石油類であり引火点は100℃以上。揮発性はほとんどなく、常温では蒸発しません。

他の選択肢が不適切な理由
揮発性が極めて高く常温で容易に蒸発するとする記述Cを正しい側に数えている答えは、いずれも成り立ちません。どちらも引火点が100℃を超える第3石油類で、常温ではほとんど蒸発しないからです。また記述Bを外す答えは、二つとも粘り気のある無色の液体で甘みがあるという実際の性質を否定することになり、これも適切ではありません。
問54-6

アニリン(第3石油類)の性質に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 純粋なものは無色透明であるが、空気や光に触れると酸化されて褐色に変わっていく
  • 引火点が約70℃であるとされるため、常温(20℃)環境下では引火しない
  • 水にはほとんど全く溶けないとされており、比重は1より大きいため水に沈む
  • 毒性はほとんどないため、皮膚に付着しても特別な洗浄や処置を必要としない
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正解 毒性はほとんどないため、皮膚に付着しても特別な洗浄や処置を必要としない
解説
アニリンは染料などの原料になる第3石油類です。水に沈む(比重1.02、非水溶性)物質の一つです。最大の特徴は「猛毒」であること。蒸気を吸うだけでなく、皮膚からも吸収されて血液の酸素運搬を阻害し、チアノーゼ(酸欠)を起こして死に至る危険があります。

他の選択肢が不適切な理由
空気や光にさらされると褐色に変わるという記述は、アニリンが酸化を受けやすいことを述べた正しい内容です。引火点が約70℃で常温では引火しないという記述も、第3石油類に区分される根拠と一致します。水にほとんど溶けず比重が1より大きいという記述も、水に沈む数少ない第4類のひとつという特徴どおりであり、いずれも誤りではありません。
問64-6

第4類危険物の中で、液体の比重が1よりも大きく(水より重く)、かつ「水に溶けない(非水溶性)」物質の組み合わせとして正しいものはどれか。

  • ガソリン、灯油、軽油という3つのうちいずれかである
  • 二硫化炭素、クロロベンゼン、クレオソート油という組み合わせ
  • アセトン、メタノール、氷酢酸などのうちのいずれか
  • ジエチルエーテル、トルエン、アセトアルデヒドのうちいずれか
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正解 二硫化炭素、クロロベンゼン、クレオソート油という組み合わせ
解説
「水より重い」かつ「水に溶けない」物質は、第4類の中では極めて少数派であるため試験で必ず狙われます。二硫化炭素(特殊引火物)、クロロベンゼン(第2石油類)、クレオソート油・アニリン(第3石油類)がこれに該当します。※アセトンや氷酢酸は水より重いものもありますが「水に溶ける(水溶性)」です。

他の選択肢が不適切な理由
ガソリン、灯油、軽油の組み合わせは、いずれも比重が0.75から0.85程度で水に浮くため条件を満たしません。アセトン、メタノール、氷酢酸の組み合わせは水によく溶ける水溶性であり、水に溶けないという条件から外れます。ジエチルエーテル、トルエン、アセトアルデヒドの組み合わせも、いずれも比重が1より小さく水に浮くため、水に沈む組み合わせにはなりません。
問74-6

自動車のラジエーターの不凍液などに用いられる「エチレングリコール」の危険物としての分類と性質の組み合わせで、正しいものはどれか。

  • 第1石油類 ―――― 非水溶性で、引火点は常温未満
  • アルコール類 ―― 水溶性で、引火点は常温未満
  • 第3石油類 ―――― 水溶性で、引火点は常温以上
  • 第4石油類 ―――― 非水溶性で、引火点は200℃以上
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正解 第3石油類 ―――― 水溶性で、引火点は常温以上
解説
エチレングリコールは水と混ざることで凍結温度を下げるため、寒冷地の車の不凍液に使われます。水に溶けるので「水溶性」。引火点は約111℃で「第3石油類」に分類されます(常温では引火しません)。名前にアルコールとつきますが、消防法上の「アルコール類」は炭素数1〜3の飽和アルコールのみと決まっており、ここには入りません。

他の選択肢が不適切な理由
第1石油類で非水溶性とする記述は、エチレングリコールが水とよく混ざる点と、引火点が100℃を超える点の二つで実際と異なります。アルコール類とする記述も、消防法上のアルコール類は炭素数1から3の飽和1価アルコールに限られ、水酸基を二つもつこの物質は含まれません。第4石油類とする記述も、引火点が200℃には届かないため区分が合いません。
問84-6

第4類危険物のうち「水溶性」の物質だけを集めた組み合わせはどれか。

  • ガソリン、ベンゼン、トルエン
  • アセトアルデヒド、アセトン、氷酢酸
  • ジエチルエーテル、クロロベンゼン、クレオソート油
  • 灯油、軽油、重油
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正解 アセトアルデヒド、アセトン、氷酢酸
解説
各類の水溶性物質の代表例です。これらには耐アルコール泡消火剤を使用する必要があります。
・特殊引火物:アセトアルデヒド、酸化プロピレン
・第1石油類:アセトン、ピリジン
・アルコール類:すべて(メタノール、エタノール等)
・第2石油類:氷酢酸
・第3石油類:グリセリン、エチレングリコール

他の選択肢が不適切な理由
ガソリン、ベンゼン、トルエンの組み合わせは芳香族を含む炭化水素が中心で、いずれも水にはほとんど溶けません。ジエチルエーテル、クロロベンゼン、クレオソート油の組み合わせも、ジエチルエーテルはわずかに溶けるだけで水溶性としては扱わず、残る二つは水に溶けません。灯油、軽油、重油の組み合わせも代表的な非水溶性であり、水溶性だけを集めたものにはなりません。
問94-6

重油(第3石油類)の性質に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  • 引火点は70℃以上200℃未満の範囲にあり、常温(20℃)では引火の危険は少ない
  • 比重は水よりわずかに小さく水に浮くが、一部に水より重いものも存在する
  • 粘性が高く黒褐色をしており、加熱すると流動性が増して取り扱いやすくなる
  • 不純物が少なく燃焼しやすいように精製されているため、燃焼時に有毒ガスは発生しない
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正解 不純物が少なく燃焼しやすいように精製されているため、燃焼時に有毒ガスは発生しない
解説
原油の蒸留過程でガソリンや灯油等を抽出した後の「残り」から作られるのが重油です。そのため、硫黄分などの不純物が多く含まれており、燃焼させると有毒な亜硫酸ガス(二酸化硫黄)を発生します。また、比重はガソリン等に比べて大きいですが、基本的には1より小さく水に浮きます。

他の選択肢が不適切な理由
引火点が70℃以上200℃未満で常温では引火しにくいという記述は、第3石油類の区分どおりで正しい内容です。比重が水よりわずかに小さく浮くが一部に重いものもあるという記述も、実際の重油の性状に沿っています。粘り気が強く黒褐色で、加熱すると流れやすくなるという記述も、寒冷時に加熱して送油する実務と一致しており、いずれも誤りではありません。
問104-6

水溶性の第4類危険物(アセトンやアルコール等)が漏洩した場合の応急措置として、誤っているものはどれか。

  • 引火の危険を下げるため、大量の注水を行って濃度を安全なレベルまで大幅に希釈する
  • 下水道や河川に流入すると水質汚染となるため、土砂や土のう等で流出をせき止める
  • 漏洩した液体の回収には、防爆型のポンプや静電気が発生しにくい用具を使用する
  • 可燃性の蒸気が滞留しているおそれがあるため、風上から作業し、付近の火気をすべて排除する
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正解 引火の危険を下げるため、大量の注水を行って濃度を安全なレベルまで大幅に希釈する
解説
水溶性液体は水と混ざりますが、引火性を失うレベルまで薄めるには想像を絶する量の水が必要です。漏洩現場で水をかければ、危険物が混ざった水が溢れ出し、下水道や近隣の敷地に被害を拡大させてしまいます。正しい措置は「土のうで囲む」「おがくずや専用マットで吸い取る」「空容器に安全に回収する」ことです。

他の選択肢が不適切な理由
土砂や土のうでせき止める措置は、下水道や河川への流出を防ぐための基本であり正しい対応です。防爆型のポンプや静電気の出にくい用具を使う措置も、可燃性蒸気が漂う現場での着火を避けるために欠かせません。風上から作業して火気を排除する措置も、空気より重い蒸気が低い場所に溜まることを踏まえた正しい手順であり、いずれも誤りではありません。

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※本ページの問題・解説は、生成AI(人工知能)を活用して作成しています。