二硫化炭素(CS2)の性質として、誤っているものはいくつあるか。
A. 純粋なものは無色透明だが、不純物を含むと黄色を帯びて腐った卵のような悪臭を放つ。
B. 発火点が約90℃と極めて低く、高温の蒸気配管や電球に触れただけでも発火する。
C. 液体の比重が1より大きく水に溶けないため、水没させて貯蔵する(水張り貯蔵)。
D. 蒸気には毒性がないため、換気設備のない室内でも安全に取り扱うことができる。
- ①1つ
- ②2つ
- ③3つ
- ④0つ(すべて正しい)
答えと解説を見る
二硫化炭素は特殊引火物の中でも別格の危険性を持つ物質です。
A、B、Cはすべて正しい重要な性質です(発火点90℃、引火点-30℃、比重1.26で水張り貯蔵)。
Dは誤り:蒸気は「猛毒」であり、吸い込むと神経障害を引き起こします。換気は絶対必須です。
他の選択肢が不適切な理由
2つまたは3つとする答えは、記述AからCまでのどれかを誤りと数えることになりますが、不純物による黄色と悪臭、発火点が約90℃という低さ、比重が1より大きく水に沈むことは、いずれも二硫化炭素の正しい性質です。すべて正しいとする答えも、蒸気に毒性がないとする記述Dを見逃しています。実際の蒸気は神経を侵す有害なもので、換気は欠かせません。